INTERVIEW

インタビュー

中田 英里(インタビュー)江東ブルーシャークス 画像

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中田 英里

泣くのは自分次第、
笑うのも自分次第

ラグビーを始めたきっかけは。
中学までやっていた野球を高校でも続けるつもりでしたが、友人に誘われて始めました。その友人が昨季までブルーシャークスに在籍した小林大輔君です。当時、私は身長が192㌢はあり、体が大きい方だったので、その点で相手より優位に立てるところが魅力ではまりました。そこから団結力、信頼関係を築くことにも魅力に感じました。ウォーミングアップが終わった時に「仲間のために今日はこうする」と覚悟を持ち、試合前に泣くのはラグビーくらいだと思います。

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東芝からブルーシャークスに。
清水建設に入ったのも、小林君に紹介してもらいました。あるとき、飲み会の席で「もうラグビーを辞めようと思うんだ」と話したら、「もう少しできるんじゃないの」と言ってもらい、縁があってこの会社に入社することができました。ラグビーに誘ってもらったり、会社を紹介してもらったりで、小林君には頭が上がりません(笑)。このチームは若い人が多く、型にはまった時にすごい爆発力があるのが特長だと思います。
昨季で印象に残った試合は。
秩父宮のナイターで行われた東京ガス戦です。私は秩父宮で結構試合したことがあるのですが、試合内容というより、バックスタンドが真っ黒だったのが印象深いです。金曜日の夜だったので、仕事帰りにスーツ姿のお客さんが沢山来てくださって、初めて見る光景でした。普段はチームの色のシャツを着て応援していただくことも多いのですが、スーツ姿の方が多かったです。

社業は。
工事現場の事務で、東京ビッグサイトにいます。事務は「何でも屋」です。私のイメージだと、自分のラグビーのポジションであるロックも何でも屋です。泥臭く、目立たないことをやり続けるのがいいロックだと思います。ラグビーの経験を事務に生かせているなと感じています。この会社に入って初めて、ラグビー部以外の社員の方と同じ内容の仕事をやることで、仕事の大変さ等いろいろと学べて、いい経験ができています。
今季からフォワードリーダーですね。
最初は、私なんかにできるのかなと驚きました。セットプレーをまとめるのはもともとやっていましたし、やること自体は昨季までと大きくは変わらないと思います。プラスアルファで求められていると思うのが、外国人のフォワードコーチが2人いて、スクラムとラインアウトをコーチングしてもらうのですが、彼らとコミュニケーションを取って、狙いをフォワード全体に落とし込むとか、これは日本の文化に合わないなということがあれば相談してより良いものにしていくとかの部分だと思います。
今季の目標を。
私は結構気が短いので、冷静に、目立たないプレーを一生懸命頑張ります。チームとしては、トップリーグのチームと戦えるチャンスをもらいましたので、現在ブルーシャークスがどこまでできるのかが分かると思います。トップレベルのスキルを体験できるのも、チームがレベルアップする上で、すごくいい機会を与えてもらっていると思います。現状の立ち位置を見ながら成長していけるシーズンにしたいです。