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グロスターラグビー研修レポート Vol.6(権丈太郎)

こんにちは。コーチの権丈です。
今回の研修レポートを担当いたします。

私はWeek3にグロスター到着しましたが、坂原と浦野からのレポートにもあった通り相当ハードなBlockの最終週からの参加で、選手と再会した時のみんなの表情は、高校の夏合宿でランパスをエンドレスで走った次の日の朝のそれでした。笑
グロスターの選手も2週間で怪我人も多く出たようで、そこからもどれだけ過酷なトレーニングだったかは簡単に想像できました。

私の今回の研修で獲得したいものは大きく2つあります。
①自分の領域での知見を更に深くしていくこと
②各コーチのコーチングスタイルを学ぶこと
①については、コーチ話す時にアナリストもついてくれて色んな角度から学ぶことがありました。特にLOとBDからは私が考えていた事よりも、より細かく言語化されており細部までの拘りが感じられました。
コーチングについてはこのBlockは再構築期間がメインターゲットなので、これから同じ時期を迎える私はとても興味がありました。
コーチングのKeypointは主に3つで
・シンプル
・ゲームライク
・回数(経験)を重ねる
コーチングをしているとあれもこれも気になって、”加えていく”ことが多くなってしまいがちですが、
最初の段階から兎に角”削ぎ落として”  ”ここ”を意識すれば自分たちが達成したいプレーが実現できる。
その点を何回も何回も言葉に発してコーチングしている場面が印象的で、やはりシンプルな分選手の理解度も高いように見え、コーチとして腕が試される大事なポイントだと感じました。
そして、一番驚いたのがゲームライクを常に意識していることでした。当たり前のように感じますが、アンラーニング&再構築している段階からその点を徹底しているのは目から鱗でした。日本ではどちらかというとこの段階では”ゆっくり&丁寧に”選手に対して落とし込んでいきます。

プレシーズンがとても長いからこそ出来ることでもあると思いますが、グロスターではその段階が圧倒的に短いです。ゲームを意識して疲れた状態で同じ事ができるか、色んな練習とMixして敢えてSkillに集中できないような環境をWeek3で作っていました。コーチはミスが起こることには気にしておらず、良いも悪いも回数を重ねて学んでいく事を重要視していました。
回数(経験)を重ねる点でもう一つ良い点だと感じたことがあります。それはシニアアカデミー(18歳前後)の選手が早くからTopレベルのラグビーを経験できることです。グロスターではトランジションコーチという役割のコーチがいて、シニアアカデミーからTopチームへ昇格するためのサポートをします。タイミングとしてはそのレベルに達している時は勿論ですが、怪我人が出た時にスポットで入る時もあります。アカデミー選手はTopチームのレベルで上手く出来なくても、コーチからフィードバックを受け再度同じ練習をシニアアカデミーでも経験することで、段々とそれが自信へと変わっていきます。ミスを失敗と捉えず経験と捉える。日本ではトランジションコーチという存在はまだそこまで浸透していないですが、素晴らしい考え方だと思いました。

最後に
今回のグロスター研修に携わってくださった全ての方々、そして家族に心から感謝申し上げます。
このレポートをコーチMTGでのヘッドコーチの言葉で締めたいと思います。
「良いMTGや良いトレーニングという評価は、結局選手の行動を変えられるかどうかでしか測れない。」
目標のDiv1昇格を達成し、この経験が最高だった事を証明します。