USAペルピニャンラグビー研修レポート Vol.2

Ça va?
レポート第2弾担当の金築達也です。
今週も先週と同じく月火木金の週4回の練習を行いました。
USAペルピニャンはブルーシャークスとは違いプロチームなので、練習は午前・午後の2部連、夕方からは選手たちは各々ビーチでリカバリーをしたり、家族で出かけたりフリーな時間を過ごしています。
7:00 起床
7:50 出発
8:15 グラウンド着
9:00 ミーティング
9:30 チーム練習/フィットネス
12:00昼食
13:30ミーティング
14:00ウエイト/スキル
16:00解散
1日の練習の流れはだいたいこのような感じで、いつも日本では仕事をしている時間が、チームでの練習やミーティングに置き換わったような生活をしています。
チームに合流し、この生活を送っていて感じるのは、プロ選手はラグビーのことを考えられる時間が単純に長いということです。
日本の他のチームも、ここまでラグビーに振ってはいなくても、ブルーシャークスよりはこれに近い生活をしていると思います。なので、特にチームで過ごす時間が限られるブルーシャークスでは、練習やミーティングの理解度、密度を限りなく高め、限られた時間を大切に使うことが、他チームとの物理的時間の差を埋めるためには必要になると常々感じています。
それと同時に、日々仕事をしながら夜に練習をするという生活を続けているチームメイトへのリスペクトを再認識できる期間にもなっています。
練習後の時間は、買い物やちょっとした観光に使っています。
街並みはどこを見てもオシャレ。
ペルピニャンは都会では無いので、ひとたび街を外れると大自然が広がる、そんな非日常を感じながら、選手5人は3名(松土、大崎、野村)+2名(安達、金築)に分かれて、それぞれ一軒家で暮らしています。
車もチームから用意していただいているのですが、選手5人(FW4人+BK1人)に対して1台なので、いつもパンパンに詰まった車で5人仲良く行動を共にしています。(BKが1人なので、私は後部座席の真ん中でほぼ固定されています。)

平日の晩御飯は基本それぞれの家で自炊をするのですが、買い出しをするのにも一苦労。
3人部屋の近くに大きなスーパーがあるので、練習終わりに行くのですが、全てフランス語なうえに広すぎるので、どこに何があるのか、手に取った商品が一体何なのかも分からず、Google翻訳のカメラ機能やチャットGPTに頼りながら、なんとか買い出しを済ませます。
3人部屋の方は野村シェフが料理を担当しているようですが、こちらの家ではキッチンがとても広く、機能も充実しているので、オーブンやコンロを駆使しながら2人で分担して料理を作っています。
フランスには米の文化があまりなく、日本から持参したパックごはんも早々に底をつき、パスタやパンで炭水化物を補給しているので、「体重が減る!」と安達は嘆いています。

それ以外の時間は、日本での生活では味わえない優雅な暮らしを堪能しています。
ヨーロッパの夏は日が長く、夜の10時でもまだ明るいので、自転車で家の近くを開拓したり、家にはもちろんプールがあるので、リカバリーをしたり、近くのカフェに行ったりしています。
何をするにも慣れない日常生活ですが、より多くのことを学び日本に持ち帰れるよう、引き続き残りの期間も試行錯誤しながら頑張ります。
来週はチームの練習がなくフリーの時間が多くあるので、野村選手がオフの日の過ごし方を中心に紹介してくれると思います。
Merci beaucoup
