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タラナキブルズ コーチング研修報告


平素から、清水建設江東ブルーシャークスへの格別のご高配を 賜り、厚く御礼申し上げます。
タラナキブルズとのパートナーシップ締結に伴い、最初の試みとして、現地にて1ヶ月のコーチング研修を実施致しましたので報告させて頂きます。



研修概要


実施日:7月18日(火)~ 8月17日(木)

開催地:タラナキ州ニュープリマス市 / ニュージーランド

参加者:・吉田 永昊 フォワードコーチ
    ・宮本 誉久 フォワードコーチ
    ・坂本 和城 バックスコーチ
    ・浦野 龍基 コーチングコーディネーター
    ・藤田 コナン 通訳


活動内容


今回の研修では、コーチ陣のコーチングスキル向上を目的とし、期間中タラナキブルズの全ての活動に帯同させて頂きました。
ミーティングでのプレゼンの仕方や練習の組み立て方、実際にどのように指導しているのか、選手との話し方や接し方、距離感なども観察することが出来ました。



さらにタラナキのコーチ陣に定期的にディスカッション会を開いて頂き、それぞれのチームの戦術に対しての意見交換を行うことで知識を深めました。



また、地域貢献活動やアカデミー育成などのラグビー以外の活動も体験することで、
ラグビー戦術の知識や指導方法だけでなく、チーム文化や一体感の作り方を学ぶことが出来ました。



タラナキが所属するNPCリーグは、スーパーラグビーとのスケジュールの兼ね合いからリーグとしては短期開催で、プレシーズンが約2週間、大会期間が約9週間と準備期間から開催までが非常に短いのが特徴的です。
よって、コーチ陣はいかにシンプルかつ効率的な戦術を取捨選択するかに重きを置いています。
準備期間の違いこそあれ、この部分は共通するものがあり、
日頃仕事とラグビーの両立を体現する中で、練習時間や量が限られているブルーシャークスは、チーム全員が共通理解しやすいシンプルなシステムや戦術が必要です。
そういった意味でも、今回の研修は学びの多い充実したものとなりました。


1ヶ月間、他チームそれも海外の全く異なるリーグのチームにフルで帯同するという、
新たな取り組みではありましたが、大きな問題なくスムーズに終了することができました。
今後も双方にとって有益な関係性を築いてまいりたいと思います。
また新たな取り組みが始まりましたら随時皆様にご報告させて頂きますので、お楽しみしていてください。



吉田FWコーチ コメント


「この度、チームを代表してこのような機会をいただけたことに感謝するとともに、研修期間中、絶えず心温まるサポートをしてくださったタラナキブルズの皆様の大きな優しさと愛に心から御礼申し上げます。
どんな些細なことでも、快くディスカッションに応じてくれるだけでなく、練習以外の時間帯には、ニュージーランドやタラナキに関する様々な文化に触れる機会を提供してくださったことで、ラグビーだけでなく、そこに関わる人々を構成する文化や歴史を知ることができ、より深くニュージーランドラグビーを知ることが出来たと感じています。
本研修での学びをチームに還元し、清水建設江東ブルーシャークスがより成長し、素晴らしいものとなるよう努める所存です。」



その他活動の様子